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例の件

MARCA。

ルビアレスはロペテギのマドリー監督の就任を祝った19時間後、態度を急変し突如監督を解任。

コンテ(2016→チェルシーへ)、ファン・ハール(2014→ユナイテッドへ)、アラゴネス(2008→フェネルバフチェ)、ルイス・フェリペ・スコラーリ(2008→チェルシーへ)など、監督が大会前に次の職を決めるのは、これまでも起こっていたことで、

一週間たった今でも、フロレンティーノとホセ・アンヘル・サンチェスは何がおかしかったのか説明出来ない状態。

 

6/12 16時、フロレンティーノはRFEF会長ルビアレスに、大会後契約解除条項を行使し、マドリーと契約することを伝達。ちょうど、ACS(フロレンティーノの所有する会社)のオフィスで、ロペテギの代理人カルロス・ブセロがマドリーとの3年契約に合意したばかり。

「何か決まったら知らせてくれ」とロペテギは6/8、マドリーが交渉を開始した日に伝えた後、彼はポルトガル戦に集中。

 

知らせを受け取ったときはまだ、フロレンティーノ、ルビアレス間の関係は良好。

なぜなら、この当時はまだ契約が発生していなかったため。

ロペテギは試合を3日後に控え、選手たちにも噂が広まっており、大会中のリークを考えると、マドリー監督の就任をすぐに発表するように要請。

選手たちはロペテギを祝い、バルセロナの選手たちが冗談を言うなど、通常の雰囲気。

 

しかしマドリー監督就任発表後、8時間ほどで、あらゆるメディアの情報や周囲の意見を聞いたルビアレスは、態度を急変。「パンサーのよう(に激怒した状態)だった」と周囲。

マドリーもこの時、大会終了後に支払うはずであった契約解除条項を翌日に支払うよう要請され、悪い雰囲気を感じた状態に。

 

現地に合流したルビアレスは、ロペテギに辞任を要求。「私は辞任しない。これは私のチーム。私を気に入らないなら解任してくれ」とロペテギは反論。「検討する」とルビアレス。

 

この状況を伝えられた選手たちは、重鎮たち(ラモス、ピケ、イニエスタ、ブスケッツ、シルバ、レイナ)はルビアレスに、解任を思いとどまるように要求。予定された記者会見は1時間半遅れたものの、激怒したルビアレスの意思は固く。

ロペテギは解任を自身の携帯電話のスクリーンで知り、帰路へ。チームの面々はショックを隠せず。

 

翌日、マドリー監督就任会見でフロレンティーノは、「これは私への戦争、巻き込んでしまって申し訳ない」と、傷心のロペテギを擁護。

 

昨日、ロペテギはマドリーのオフィスで、新たな仕事を開始。現在の彼は、「誤ったことはしていない」と落ち着いた状態。