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18/19 CL グループステージ第4節 プルゼニ戦 ソラーリのマネジメントを中心に

もちろん内容に改善の余地はありますが、

ソラーリのマネージメントはここまでほぼ完璧で、この試合も光ったので、今日はそれについて述べたいと思います。

注:試合はコパ(メリージャ戦)→バジャドリー戦→きょう、という時系列です。

・この試合一番良かったのは、ベイルとカゼミロをフルで使ったこと。

この2名はバジャドリー戦、0-0の場面、これからなんとしても点を取るという場面で交代させられており、

主力であるふたりは交代時に不満を露わにしていました。

きょうは2得点のベンゼマを下げてベイルは残しているので、意図的だと思います。

・イスコ

3枚目のカードがイスコであるのも良かったです。

彼はコパのメリージャ戦招集外で休養だったにも関わらず、

怪我人続出の中でも週末のバジャドリー戦は途中からでした。

いくら大量リードがあるとはいえ、若手だけを起用していたら彼も不満であったと思うので、

彼に出場機会を与えたのは良いと思います。


・GKは、「鳴り物入りで加入したGKがCLでベンチから眺めているのを快く思っていない」フロントに応え、

ロペテギ時代とは異なり、クルトワがスタート。

週末のバジャドリー戦でも良く、またコパではケイラーにもチャンスは与えていたので、筋の通る決断でもあると思います。


・モドリッチのベンチスタートは今回の一番のギャンブルで、負けたら色々言われたと思いますが、

セバージョスはバジャドリー戦で出番がなく、やや疎外感を味わっていたかもしれないので、

そこに配慮したのかもしれません。

とはいえ結果的には状態の悪いモドリッチを温存し、週末の最も難しいセルタ戦のために休ませられたのは大きなプラスです。


ジダン時代は、スター揃いのロッカールームでも

毎試合こういったひとりひとりの心理面に細かく配慮した采配を続けていたので、

それが戻ってきた感じを受けました。

暫定監督としてのテストはあと1試合です。