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18/19 コパ バルセロナ戦 1st Leg

前半25分はマドリーが試合をコントロールしていたので、
その印象が、「勝てるゲームだった」という印象を強くしていると思います。

前半25分過ぎあたりから、バルセロナは右のマルコムがから起点が出来るようになり、
そこからは原則はバルセロナがハンドルを握っていました。
特に後半は、中2日のマドリーと3日のバルセロナの体力面の差が出たと思います。

ただし、実際には、「それなりのシーン」は多かったものの、
決定機とよべる決定機はどちらもさほど多くなく、
1-1というスコアは双方に許容出来るものだと思います。

マドリーは、ロペテギでのカンプ・ノウへの遠征は5-1の惨敗だったわけで、
1-1という結果、そして負けなかった、物事の転がり方によっては勝てる試合だったというのは、現チームの勢いを削ぐものではなく、これは非常に重要だと思います。
もちろん勝てればさらにブーストがかかった可能性はありますが、
最悪の結果を想定しても、許容すべき結果だと私は思います。



マドリーは60分でヴィニシウスを下げ、
バルセロナは同じくラキティッチを下げ、そこからメッシを30分だけ起用するという、
今後の過密日程を見据えた試合運びとなりました。


マドリーにとっては誤算(これすらも計算内といえるかもしれませんが)はベイルが思ったより期待に答えられなかったこと、マルセロがマルコムに結構やられたことくらいで、
うまくいった試合だと思います。だからこそ、勝てた、という最初に書いた印象に戻るのかもしれません。


・ヴィニシウス
疲労の色もあり、後半はトーンダウンしましたが前半は良かったです。
ベンゼマとの連携はベイル、アセンシオとの決定的な差になりつつあります。
ただ、相手の彼にはよく対処したことも考慮すべきです。

・ベンゼマ
好調を維持。こともなげにボールを収める様は芸術的。

・モドリッチ
調子が上がってきています。活動量も多く、やや低調だったクロースのぶんも中盤を引っ張りました。

・ベイル
決定機を仕留めていれば違ったでしょうが、調子を上げることに賭けたソラーリの期待を裏切ることに。
ベンゼマと連携できないのは致命的です。スペースのあるCLでしか使えないかも。

・ケイラー
危ない対応もありましたが、全体としては良かったです。
スアレスのコントロールショットを防いだのは決定的でした。

・ラモス
完璧でした。100点満点です。素晴らしい状態。

・ヴァラン
集中していました。守備は全く問題なかったです。