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22-23 レアル・マドリー選手名鑑

みなさんこんにちは。おはようございます。こんばんは。

今年もエンバペをここに書くことが出来ませんでした。

とはいえ、昨シーズンの結果はご存知のようにほぼ文句のつけようがありません。

ジダンが3連覇した時も、運と言われていました。

今回も運と言われています。なんででしょうね。でも私もシティ戦は正直もうだめだと思いました。

昨年も書いたのですが、マドリーは、政治的で、難解な特殊なクラブでして、普通のクラブとは違います。

その特殊さを理解することが、ある意味このクラブを応援する楽しみのひとつであり、

サッカー界屈指のエンタメクラブを満喫するためには必要だと思っています。

そのために必要なことを、新たなファンの方が増えて欲しいという願いで、毎年簡潔に執筆することを目指しています。

執筆対象は私が個人的に重要だと思われるメンバー(トップチーム+α)に絞っています。

それでは、どうぞ。

1 ティボ・クルトワ

世界最高のGKとして誰にも文句を言わせない仕事ぶりで、

決勝での超絶的なセービングはリバプールファンを絶望させた。

まさに現在キャリアの絶頂期にあるといえる。

長い手足もあり、比較はもはや神話上の名手レフ・ヤシンが名前に上がることも。

CL決勝前日にアトレティコファンを刺激するような発言をし、マドリード市に優勝報告をした際には、祝勝の場にも関わらずアトレティコファンの市長にスピーチでたしなめられた。

13. アンドレイ・ルニン

あまりにも高すぎるクルトワという壁に加え、

昨季は母国が大変なことになり、一時期落ち着かない日々を過ごした。

コパの早期敗退で、まともな出場機会はリーガ優勝後のみ。

カディス戦では消化ゲームとはいえPKストップも含め素晴らしいパフォーマンスを披露。

これにはクルトワも素直に賛辞を送った。

一時は放出も噂されたが、一転して残留。今季もセカンドキーパーに。

2. ダニ・カルバハル

消化不良のシーズンが1年半ほど続いていたが、

昨季終盤は、ビッグゲームでは世界最高のサイドバックここにありという姿を見せつけた。

年齢もありクラブは後継を探すが、「ベストなカルバハル以上は市場にいない」というのが現状の評価。

健康体ならば問題はないが、ルーカスとうまく負担を分担したい。

ルイス・エンリケ政権下でも代表の数少ないマドリー選手。

3. エデル・ミリタオ

5000万ユーロという大枚で獲得したにも関わらず、

ジダンがヴァランを寵愛したことで冷遇される日々だったが、ラモス、ヴァランの同時離脱でチャンスを掴むと、

両者のブランクを感じさせない活躍を披露。結果、両者の放出に繋がった。

レギュラーとして迎えた初のシーズンは膝を痛めながらもシーズンをフルに戦い抜き、概ね安定したパフォーマンスを見せた。

リュディガーが来てもファーストチョイスは彼からスタートしそう。

セレソンにも定着し先日は日本代表とも対戦し、話題に。

4. ダビド・アラバ

加入1年目からラモスとは違ったリーダー像を示し、すんなりとディフェンスラインの重鎮に。

セルヒオ・ラモスという巨大すぎる存在をほとんど消し去った感がある。

若手の面倒見が良く、特にミリタオやカマヴィンガから慕われている。

こうした立場もありリュディガー加入後も希望はセンターバックで、カルロには既に伝達済。

左サイドバックでの起用はあっても限定的になりそうだ。

PSG戦での大逆転時に白い椅子を掲げるパフォーマンスをし、マドリーでは既に彼のトレードマークとして定着した。

5. ヘスス・バジェホ

リーグ優勝するまでは全く頭数にカウントされていなかったが、消化試合でまずまずの活躍を見せ、「戦力として十分にアテに出来る」という立場に向上した。

しかし、アラバ、ミリタオ、リュディガー、ナチョの次という序列はかなり厳しく、コパ・デル・レイ以外に出番は望めそうにない。

残留ならばベンチで静かにゲームを眺める日が続きそうだ。

6. ナチョ・フェルナンデス

実力的にはレギュラーと同等の存在だが、文句を言わずベンチを受け入れ、

クラブ愛を貫き、常に必要な時にベストである存在。

昨季は薄いセンターバックの3番手と左サイドバックの2番手を兼務し、相変わらずの守備職人として存在感があった。今季はリュディガーがセントラルに加わり、主戦場は左サイドバックになりそうだが、

これまでになくライバルが多く、出場機会は限定されそうだ。

今季から第2キャプテン。

12. アルバロ・オドリオソラ

12番というのは2010年代世界最高の左サイドバックのもので、レアル・マドリーにとって特別な番号となったはずだった。しかし、なぜか継承したのは彼だった。

持ち前のスピリチュアルなパワーなしでもチームは2冠。

選手としてはもちろん、置物としての効果が疑われ、チームは既に戦力外と考えている。

17. ルーカス・バスケス

ジダンが愛したジョーカーは20-21でのカルバハル離脱時のパフォーマンスが認められ、右サイドバックの2番手に。2番手にとどまらないパフォーマンスでタフに働き抜くことが出来る。

先日のASのインタビューでは、「最初はサイドバックは慣れなかった」と正直に吐露したが、なんだかんだと今も昔もマドリーに欠かせないバイプレイヤー。

明るい性格で、クロースやかつてのラモス、モドリッチのような重鎮プレイヤーとも非常に仲が良い。

22. アントニオ・リュディガー

チェルシーからフリーでレアル・マドリーに加入。

自身の得意とする左センターバックはアラバがリーダーとして君臨しており、出場が難しい。

プレシーズンでは左サイドバックでの出場がメイン。右センターバックでは得意のフィードがやや窮屈か。

いずれにせよ、新ポジションでの起用からのスタートになりそうだ。

ラモス、ヴァラン退団後やや小柄なDF陣で、高さは大きな強み。

23. フェルラン・メンディ

分厚い層を誇るディフェンスラインだが、純然たる左サイドバックは彼だけ。

ジダンの要望で獲得した経緯があり、フロントとしてはあまり重要な選手ではないが、ピッチ上では非常に重要な存在で、クラブ内政治を実力で跳ね返している。

昨季はシンスプリントから復帰し、無敵の守備力でチームに欠かせない存在だった。

今季は目玉獲得のリュディガーの挑戦を受けることになる。

TBA ヴィニシウス・トビアス

カスティージャ登録であり、欧州パスポートがないため当面はトップチームでは使えないが、

マドリーが期待を寄せる18歳のブラジル人右サイドバック。ふたり目のヴィニシウス。

ウクライナの状況により特例でウクライナのチームからの移籍市場外の移籍が可能になり、シャフタールから獲得した。

攻撃センスは優れているが守備が、という、現状ではブラジルのサイドバックにありがちな評価だが、フロントは彼に大きな期待を寄せており、攻撃的なラテラルを好むカルロも彼を買っている。

8. トニ・クロース

一昨年のキャリアベストとも言えるシーズンから一転、グロインの問題で序盤は欠場。

やや疲れから体が重く、本来の彼の支配的なコントロールは限定的だった。

ベンゼマ・モドリッチに並ぶチームの重鎮だが、カマヴィンガ、セバージョスの勢いに押されており、フィジカルコンディションがどこまで戻るかが鍵。

クラブにとっては看板選手でもあるが、同時に世代交代を推し進めたい対象でもある、悩ましい存在。

10. ルカ・モドリッチ

3連覇トリオの中で、最年長ながら未だに一番立場が安泰なのは彼。

9月で37歳となる今も、マドリーの中盤で最重要な存在であり続けている。

ロシアでの冒険のように、再びクロアチアを導けるかも注目される、

誰もが愛し慕う存在で、ベンゼマと並ぶチームの最重鎮プレイヤー。

11. マルコ・アセンシオ

昨季は公式戦12ゴールと数字は過去最高だったが、

ビッグマッチではことごとく消え、ロドリゴとは対照的だった。

カルロはインテリオールでも彼をテストしたが不発。

今期が契約最終年、移籍候補筆頭だったが、彼の要求する年俸が高く(700万ユーロ)、ミランらは獲得に二の足を踏む状態。

残留となれば、今のままでは来夏でフリー退団となりそうだ。飼い殺されるリスクも。

14. カルロス・エンリケ・カゼミロ

昨季は体が重く、序盤~中盤からは批判が強かった。

まだ30歳と老け込むような年齢ではないが、チュアメニという強力なライバルの出現で、

これまでで最も強い競争を強いられることとなる。

カマヴィンガも彼のポジションでも起用することが出来るだけに、チーム内では兄貴分で、3連覇トリオの一角として絶対だが、クラブは世代交代を目論む。

勝負の1年だ。

15. フェデ・バルベルデ

パハリート(小鳥)からあだ名はハルコン(ハヤブサ)に進化。

マドリーの中盤では唯一のBox2Boxタイプの選手。

最近ではさらに右ウイングで起用されることが増えており、ビッグマッチでは守備的ウイングとして3連覇メンバーの横をカバーする。中盤は7選手もおり、今年は右ウイングでの起用がさらに増えそう。パートタイム以上のプレーが求められる。

妻は熱狂的なリーベルファン。

16. エドゥアルド・カマヴィンガ

(昨年の)エンバペの獲得失敗のパブリックイメージをカバーすべく、

マドリーが獲得した、フィジカルと技術を兼ね備えるミッドフィルダー

シーズン終盤にはチームに慣れたのか急成長。

CLでの途中出場で印象的な活躍を見せ、19歳ながらマドリーの中盤を仕切る様は、

怖いもの知らずの若さと、ボスの貫禄を同時に感じさせた。

今季はチュアメニ加入で、中盤の底よりはインテリオールでの起用が増えそう。

18. オーレリアン・チュアメニ

(今季の)エンバペの獲得失敗のパブリックイメージをカバーすべく、マドリーがリバプールから獲得レースをハイジャックした、フランス伝統の中盤の守備的ボールハンター。

当初から獲得アジェンダにあったが、リュディガーが急遽獲得可能になり予算オーバーで一度はほぼ獲得が消滅するも、エンパペ獲得失敗によって再び獲得が可能になったという経緯がある。

アメリカスポーツが好きで、自身のプレーのデータ分析を好む。

実力的にはカゼミロを凌駕するポテンシャルがあるが、3連覇トリオを頂点とするマドリーのヒエラルキーを上がっていけるか。

19. ダニ・セバージョス

東京五輪で負った大怪我から復帰すると、昨季終盤はカマヴィンガに隠れてはいたが2枚目のチームのジョーカーに。CL決勝でも起用されるなど存在感があった。

プレシーズンも好調で、7番手ながら残留濃厚で、カルロも彼を気に入っている。

控えはフィジカル面が強いライバルが多い中で、技術でモドリッチとクロースを脅かしたい。

7. エデン・アザール

昨季はヴィニシウスに完全に上回られ、とうとう彼を待つポジションはなくなった。

「来季こそは」とラ・リーガの優勝セレモニーでファンに直接シベーレスで告げたが、

自身のドリブルスタイルが、むやみに足を出さないリーガの守備との折り合いが悪く、1.5列目で浮遊する場面も多々。

今季はチームの方針で偽9番として起用されることが決まっている。

ラストチャンスも終え、いわばもう補欠繰り上げ合格しかない立場だ。

体型と「今季こそ」は夏の季語で、毎年メディアを賑わす。

9. カリム・ベンゼマ

現在バロンドールの有力候補。

フィニッシュの精度を磨いた彼は欧州で最も器用で、殺傷力を兼ね備える万能型センターフォワードに。

リーガ27ゴールで念願のピチーチ(リーガ得点王)に加え、CLでは12試合15得点でこれも得点王。

マルセロからキャプテンマークを引き継ぎ、心身共にチームの絶対軸。久々のW杯もキャリアの集大成となるか。

マドリー女性ファンからの人気も抜群で、SNSではハイブランドと鍛え抜かれた肉体を披露し彼女らの心を揺さぶり続ける。

20. ヴィニシウス・ジュニオール

「エリア内でタッチを減らせ」とカルロは説き、昨季は課題の大幅に得点力が向上。

公式戦22ゴール20アシストと、覚醒を遂げた。

掴んだ自信を失わせないため、「若いから彼は疲れてない」とイタリア人の老将はベンチに置くことを極度に拒み、シーズン中盤、チームはあまりの酷使を心配するほどだった。

CL決勝でもゴールを決め、ベンゼマと並ぶチームの看板に。

エンバペ獲得失敗もあり立場は安泰。W杯は彼をさらに飛躍させるのか。

21. ロドリゴ

一時はアセンシオに押されかけたが、CLチェルシー戦、シティ戦の2ゴールで絶体絶命のチームをレスキューし、完全覚醒とは言えないまでも、一皮向けた印象のあるシーズンに。

ビッグマッチの強さがスター性を高めており、チームは彼にもヴィニシウスのように飛躍して欲しいと願っている。

会長は「ベンゼマの次のバロンドールはヴィニシウス、その次はロドリゴ」と冗談で公言するほど期待は高い。

スマートデバイスであるOURAリングを愛用している。

24. マリアーノ・ディアス

途中出場わずか1分で得点した19-20のクラシコ以降、つまりパンデミック後、マドリーで存在感を示すことが出来ていない。

メディアは彼を放出を拒み、契約に固執すると大批判している。

チャンスはないわけではないのだが、短く断続的な出場機会でもがき続けている。

今季はベンゼマ、アザールに次ぐ3番手。

TBA ファンミ・ラタサ

マドリーが期待する大柄の下部組織出身のセンターフォワード。

既にトップチームデビューを果たしており、チームのアメリカツアーにも帯同したことからも、

フロントの期待がうかがえる。

とはいえ、大物が揃うUCLAでのシュート練習では外しまくり、まだまだ緊張感いっぱい。

監督 カルロ・アンチェロッティ

クラブの政治に勝利で応える欧州で最も成功した監督。5大リーグを制覇し、監督としては4度目のCLを手にした。

昨季はクラブの主要投資であるヴィニシウスを覚醒させて勝ち、クラブの評価のレベルが一段と高まった。

トレードマークの戦術がないという英国方面の意見も何のその、攻撃も守備もできるカメレオンチームを今回も1年で作り上げた。

今季はスカッドがさらに巨大になり、彼のマンマネジメント能力がさらに問われる。

会長 フロレンティーノ・ペレス

経済センスと完璧なメディアコントロールを武器に独裁を続ける、暴走系75歳スペイン人男性。

今季もエンバペ獲得に失敗。23歳に人生で3度も振られた。

が、CLには振られず自身5度目を手にし、納期と費用が伸び続ける新たなベルナベウ建設を会長職のグランドフィナーレとして目指している。

早々にリュディガーとチュアメニを確保したが、逆にそのことで今夏はカタルーニャ方面に話題を独占されがち。