まず、スタメンについて。
パリ戦のレビューでも触れたのですが、今季のマドリーは3つの布陣で運用しています
①4-3-3 BBC
②4-3-1-2 イスコトップ下
③4-4-2 ダブルボランチ、ルーカス、アセンシオのウイング
今日のスタメンは③で、イスコをトップ、あるいはトップ下の役割(今日の試合を見る限り、元来ジダンの指示は2トップの一角に見えました)で③の布陣に組み込もうとジダンが試みたことは、とても大きなトピックのように感じました。
たとえそれが、けが人+クリスティアーノ温存という状況であったとしてもです。
ベイルも起用可能であったわけですしね。
結果として、それはうまく行かなかったですが、
③の布陣もメイン布陣以外に熟成させようとしているジダンにとって、
ルーカスとアセンシオの出来は納得できるものであったと思います。
・アセンシオ
後半はやや目立てなかったですが、前半は存在感は絶大でした。期待感を抱かずにいられない状態です。
・ルーカス
良かったです。以前よりもがむしゃらに走らなくなっているような気はしますが、
その分精度の面で向上が見られるように感じます。
・ベンゼマ
良かったです。ポストプレーでうまくチャンスに絡みました。
・コバチッチ
ゴールにすべて絡み、悪くはなかったですが、
彼には高い期待をしているのであえていうと、まだやや消極的に映ります。パートナーがカゼミロであることを考えても、もっと自分を出してほしいです。クラシコ以降の精神的な落ち込みを依然として抱えているように感じます。
・ヴァラン
良かったです。カバーリングもよく安定していました。