どうもみなさんこんにちは、こんばんは。
普段はnoteでマドリーのことについてコアに書いています。
今日の日本時間23:15より、エル・クラシコ、レアル・マドリー vs バルセロナの試合があります。
えーリバプール vs シティのほうが見たいしーというプレミアリーグファンの方、そちらは24:30からなので、それまでの暇つぶしでもいいので、ぜひどうでしょうか。試合が始まったらそっちに行ってもらっていいので。
今回はそういう感じで、普段リーガなんて見ないけど、クラシコくらい見てみるか、CLあるからWOWOWも入ってるし、みたいな方を対象に今回のクラシコについてかるーく適当に話します。
両チームのファンは、これを読む必要はありません。
私は毎度クラシコ前になるとプレビューのようなものを公開するのですが、今回は色々触れにくいこともあるので、すこし形式を変えて、クラシコ前にいくつかの疑問に私なりにお答えする、という形にしたいと思います。
Q. インテル戦後、チャビ監督は叩かれていますか?
A. (今は)ほとんど叩かれていない。むしろ選手のほうが叩かれている。
ご存知の通り、水曜日のインテル戦で、バルセロナは3-3でインテルに引き分け、CLの決勝トーナメント突破が厳しくなってしまいました。
スペインでの試合後の論調は、チャビを責める向きはほとんどなく、どちらかというとインテル戦でミスを犯したピケ、ブスケッツを責める向きが大半です。
バルセロナ系メディアを結構読んだのですが、明確に「チャビのせいだ!」と言っているものはひとつもなかったと思います。ラポルタ会長も試合後、チャビへの信頼を強調していました。
これにはバルセロナの複雑な財政事情も関係しているのですが、私はマドリディスタだし、深くはふれません。
バルセロニスタの詳しい方に聞いてください。
とはいうものの、とあるバルセロナ紙の、CLの危機の責任は?というアンケートの結果は、
50%が選手、42%が監督とほぼ半々だったので、メディアとファンの温度感は少し違うのかもしれません。(8%は審判)
とはいえ、(今は)とつけたように、今日のクラシコで変わる可能性もあります。
チャビは昨日の前日会見で「今のところは物事がはっきり見えているので楽観視しているが、私がバルセロナにとって解決策でないと思った時は、出ていく」と決意を語っていました。
Q. 試合の見どころは?
A. (真の意味で)6ポインターである
6ポインターというのは、サッカーの世界で、競合同士の試合で、勝ち点3を得るチームと0のチームが出る可能性があり、
事実上6ポイントぶんの価値のある大事な試合。という意味ですが、今回はその側面が強いです。
というのも、マドリー、バルサともに7勝1分とこれまで勝ち点を2しか落としていません。
モウやペップの時代には、優勝勝ち点が90近い本当の2強リーグみたいな感じだったのですが、アトレティコやセビージャといったクラブがピリッとしないこともあり、今年はそんな感じのリーガになるのでは、と現地では言われています。
ここ最近、マドリーは特にそうだったのですが、クラシコで勝っても次にポロッと落とす、みたいなこともよくあったのですが、
少なくとも現状では、序盤でもこの試合が優勝争いに重要な意味を持つでしょう。
Q. お互いの新戦力はどんな感じ?
マドリー
・チュアメニ
カゼミロの後釜として絶賛されている。広い背後のカバーが売り。
・リュディガー
控えが続いているが、出た試合は出来がよく、先日のシャフタール戦の流血同点弾でマドリディスタのハートを掴んだ感があり。
バルセロナ
・レバンドフスキ
リーガ、CLで試合数を上回るゴールをマークしている新たなエース。インテル戦では2ゴールで苦境のチームを奮い立たせた。
・ラフィーニャ
右ウインガー。クロスが正確でレバンドフスキとの相性が良い。ただしチャビはデンベレを重用している。
どちらも右ウイングが得意で、どちらかを左で使わなければならない場合が多い。
デンベレのほうが爆発力はあるが、アシストはたぶんラフィーニャのほうがつけれる。
・クンデ
センターバックを希望しているが右サイドバックで起用されていた。今日は真ん中かも。
代表戦で怪我をしていたがこのタイミングで復帰。
・クリステンセン
出た試合は良い。先日のインテル戦で負傷してしまい今日は欠場。
・ケシエ
バルサのスタイルと対極のプレースタイルということもあり、あまり馴染めていない
・マルコス・アロンソ
まあまあ。
・ベジェリン
怪我でほぼ不在。今日も欠場。
Q. 去年大活躍のベンゼマ、クルトワの状態は?
A. 絶不調、怪我
ベンゼマは現在5試合ゴールがなく、さらに今季は怪我で1ヶ月近く離脱したりと、
去年のようなベンゼマの姿を見せることが出来ていません。
とはいえ、実はバロンドールの授賞式が明日に迫っています。
彼は繊細なのでナーバスになっているのかも。
一方で、少なくとも表面上は繊細さとは正反対のキャラクターを持つクルトワは、坐骨神経痛で離脱しています。
結構重傷のようで、マドリーは非常に復帰に慎重です。
Q. 試合のキーポイントは?
A. 疲労度
バルサは7日間で3試合の3試合目、マドリーは8日間で3試合のこれまた3試合目と、お互いかなり疲れています。
特にバルサはインテルとの試合で全力を注いだばかり。
かつマドリーはCLが火曜、バルサは水曜だったのでまる1日間隔が違うので、
このあたりはややマドリーのほうが有利かもしれません。
今季はバルサが前半に強く、マドリーは後半に強いと言われているので、そうした点も注目してください。
A. 試合のキーマンは?
バルセロナ
・ペドリ
私は既にイニエスタと同レベルの選手だと思っています。
・テア・シュテーゲン
今季は絶好調。チャビ監督に「テア・シュテーゲン依存症では?」という質問が飛ぶほど。
マドリー
・フェデ・バルベルデ
覚醒の予感漂うマドリーの大器。縦横無尽の運動量が売りです。
・ヴィニ
これまでほぼ出ずっぱりでやや疲れは来ていますが、ベンゼマ不在のチームを支えています。
こんなところです。
いつも書いていますが、エル・クラシコはスペインサッカー界の最大のビッグイベントなので、
冷やかし程度でいいので見てみてくださるとうれしいです。では。