どうもみなさん、こんにちは、こんばんは。
大谷選手の活躍はすごかったですね。
日本代表の試合を見て、大谷選手がサッカーをやっていたらすごかっただろうなと思いました。
私は野球も好きです。たまに見ます。
イチロー選手が引退したとき、アメリカのメディアが、baseball-crazed nationと日本のことを表現していたのが強く印象に残りました。マイルドに言えば、野球に熱心な国、とでも訳せばいいでしょうか。
アメリカに言われるんだから、相当なんだと思いました。
その意味で言えば、スペインは間違いなくfootball-crazed nationと言えます。
社会に対してのサッカーの位置づけ、熱量はイタリアと並び、他のヨーロッパの国と比較しても高いと思います。
私がこれを書くのは、その熱量が日本に十分に伝わっていない気がするからです。
スペインサッカーという一大文化が日本に広まり、かけもちでも良いのでレアル・マドリーのファンが増えてほしいというのが私の願いです。普段はレアル・マドリーを主語に、その熱量を伝えるnoteを書いてます。
気になる方はググってください。以上宣伝でした。ごめんなさい。
ともあれ、そのためにこの試合がどういうコンテクストで行われ、今どういう位置づけかを、知る限り、かつ極めて雑にざっくりお伝えすることをしたいと思います。
なので両チームのファンの方は読む必要はありません。
ではいきましょう。
さて今回のクラシコですが、メッシがいません。
クリスティアーノとメッシがいない久々のクラシコ、というのが位置づけとしてまず言えるでしょう。
バルセロナにメッシがいなくなったのはなぜかと言われれば、それは今バルセロナにお金がないからです。一応両チームのお金の話も、メッシが出ていったことに関係するので少しさせてください。
バルセロナが財政難!とかいうと、マドリーも◯百億の借金がある、とバルセロナメディアに書かれ、それが日本に伝わったりしますが、それは側面の切り取りです。
マドリーの借金は基本的にはスタジアムの改修費用(5億7500万ユーロ)がほとんどです。コロナの影響でそれ以外の借り入れも若干ありますが、主にはそれです。
事実、コロナ以前はそれ以外の借り入れはゼロでした。
サンティアゴ・ベルナベウは現在改修工事を進めながら新たにオープンしました。既に再稼働しています。
来年には終わる予定です。
まあそうですね、マイホームのために長期ローンを組んだとでも思ってください。
その一方で、バルセロナは違います。
バルセロナは先週からソシオ(会員)総会をやっています。株主総会みたいなものだと思ってください。
先週から、というのは、年1の総会を先週末に開催したところ、3PMから試合の時間までやった挙げ句終わらなかったからなのです。
そんな事態は私が知る限り聞いたことがありません。
その中で彼らは自身のことを、Technical bankruptcyと表現しています。
正確な翻訳は難しいですが、bankruptcyは破産という意味です。
彼らはだいたい15億ユーロの借金があって、20-21シーズンは5億5700万ユーロの純負債を計上しました。
数週前には、ゴールドマン・サックスからの5億7500万ユーロの借り換えを行いました。
その結果、1年半以内に返済期限を迎える借金を10年で返済できることになりました。
要するに、15億ユーロ借金があって、1年半以内に支払い期限があるものが先述の額くらいあって、
借金を払うために借金をしようという感じです。
この話をすると長くなってしまうのでやめますが、まあそんな感じです。
詳しく知りたい方は色々調べてみてください。
このままだと永遠にピッチの話にいけないので、そろそろ本題の話をしましょう。
そんなバルセロナですが、ピッチ上では現在の調子は上向きといえます。
それはアンス・ファティというとてつもない才能が帰ってきたからです。
私はアンスは怪我なくフルでシーズンを通せば30ゴールすると見ています。
そのくらいの才能です。
バルセロナはメッシがいなくなり、デンベレも離脱中と、サイドからしかける選手がおらず伝統の4-3-3が機能せず苦戦していました。バイエルンには0-3で負け、ベンフィカにも0-3で負けました。
しかしアンスの復帰と、右サイドバックのデストをウイングに上げる策が機能し、先週は好調のバレンシアにいい形で勝ちました。
アンスは膝の半月板の手術を去年だけで4度していて、フル稼働は難しい状態です。
彼を温存した直近のカンプ・ノウでのCLディナモ・キエフ戦は中2日ということもあり苦戦しました(結局後半は使いましたが)。
クラシコはバレンシア、ディナモに次ぐ週に3度目の試合なので、おそらく60分くらいで替えると思います。
バルセロナは現在若いタレントが多く出ていて、クーマンは躊躇なく若手を抜擢することが(それなりに)評価されています。
現在は17歳のガビというタレントが出てきました。次のチャビみたいな扱いを受けています。ちょっと荒いですけどね。
東京五輪で話題になったペドリは酷使が祟ったのか怪我をしているので多分出てくると思います
なので注目はダントツでアンスと、その次にガビかなと思います。
あとはオランダ代表をEUROで見なかった方はメンフィスを見てほしいです。
ユナイテッド時代のイメージがあるかもしれませんが、現在はとても器用な万能センターフォワードです。