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ヴィニシウス、近くスペイン国籍取得へ。マドリーの外国人枠が空き、もうひとり登録可能に

MARCA。

ヴィニシウスはスペイン国籍取得へ。

レアル・マドリーは役所から、取得の最終段階であることを通告された状態。

レアル・マドリーは2020年からこの手続を行っているものの、こうした手続はコントロール不可能で、そして予測不可能。パンデミックもこのプロセスには悪影響。

そして、未だに正式な日程はないものの、国籍の取得は近い状態に。

ヴィニシウスは2018年からスペインで生活し、2年連続でスペインに居住。

スペインではこれが、国籍応募の主要な条件。

その後、CCSEという書類のテストがあり、5問の筆記に、25問の選択肢/正誤問題

ここでは6割以上の正解が必要で、ヴィニシウスはこれをクリア。

その後の口頭試験もパスしたものの、そこからがこれまで長い間音沙汰がなし。

久保・レイニエル

ヴィニシウスがスペイン国籍を取得した場合、ヴィニシウス・ロドリゴ、ミリタオで締められているEU外選手枠が空くことになり、久保、レイニエルにも登録の可能性が。

とはいえ、久保の場合、たとえ場所が空いたとしても、ずっと外国人枠であるというのがマイナス。

久保の場合、スペイン国籍取得には継続して10年の居住と日本国籍を捨てなければならず、それはしないだろうというのがマドリーの認識。

レイニエルの場合はさらに難しく、ドルトムントで成果を上げられておらず、

スペインでの2年在住という条件を満たすことも難しいという認識。

今日はクラシコなので極めて適当にこれまでの流れとか、見どころとかの話をします。

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みなさんこんにちは。こんばんは。

卒業シーズンですね。私は環境の変化というものがあまり得意でないようで、学校のクラス替えですらこの時期はいつも憂鬱でした。

なので、新たなステージに挑戦するみなさんには、心から敬意を表したいと思います。

さて、今日の夜中の29時に、クラシコがあります。

今回の記事では、「普段はリーガなんて見ないけどCLのためにWOWOWには入ってるし、クラシコくらい見ようかな」と少しでも思っているニュートラルな方のために、見どころを至極テキトーに、ズボラに述べようかなと思いました。普段noteに書いているものよりは、かなりライトめです。

なので、マドリーやバルセロナファンの人は見る必要はありません。花粉症の薬でも飲んでさっさと寝てください。

さて、まず順位の話をしましょう。

現在マドリーは首位で、2位セビージャに10ポイント差、バルセロナとは15ポイント差があります。

なので、「首位攻防の大一番」みたいな感じではないです。

その点は少し残念かもしれませんね。

とはいえ、モチベーションがないわけではないです。むしろ逆です。

バルセロナは、1月の補強で完全に立ち直りました。

ダニ・アウベスの復帰にはじまり、フェラン・トーレス、アダマ・トラオレ、オーバメヤンはいずれも期待に応えており、前線はやや飽和してるのではないかというくらい層が厚いですね。

チャビ監督のサッカーは、基本的にはペップのサッカーと同系列のものだと思います。

なので幅を取るウインガーが大事で、そこがしばらく怪我がちのデンベレくらいしかいませんでした。

そこにフェランとアダマはハマっています。

フェランは決定機を結構外すので、そこがちょいちょい言われるところではあるのですが、賢いアタッカーだなという感じです。アダマもデンベレと出場機会を分け合って、今までにない味を出しています。

オーバメヤンも素晴らしいですね。彼はお祖父様がスペイン人のようで、入団会見でやや拙いながらもいきなりスペイン語を話したのには驚きました。

アウベスは相変わらず、中に入ってゲームメイクする異色のサイドバックとしてオンリーワンの存在です。

もっとも、ピッチ内は順調なのですが、ピッチ外は議論が分かれるところです。

バルセロナの財政面ですが、これまでのツケで赤字が多い、というのはさんざんこれまでも話してきたので、今季、21-22シーズンの収支の話を今回はします。

今季は、承認された当初の予算と比較し、約1億ユーロの赤字が見込まれています。

CL敗退で、予算として計上していた2100-2500万ユーロを失い、バルサ・スタジオの株式を49%売却することで5000万ユーロを達成することが出来ていないからです。ちなみにELの場合、優勝しても1400万ユーロなので埋まりません。加えて、最低でも2500万ユーロ獲得を目指していたスポンサー契約もまだ得ることが出来ていません。

バルサ・スタジオの49%の売却を前提でようやくトントンというこの予算編成が良いのかはわかりません。そもそもバルサ・スタジオというものが何なのか、未だによくわからないのが実態だと思います。

バルセロナの映像関係の制作を請け負う部門、程度で良いでしょう。バルサのNetflixを目指すんだみたいな記事を読んだ気がしますがよくわかりません。

しかし、ビッグニュースが届きました。

楽天の代わりに来季から、Spotifyがバルセロナの胸スポンサーになることが火曜に発表されました。

6200万ユーロの4年契約というメガディールです。

加えて、年間500万ユーロで、カンプ・ノウのネーミングライツも売却に成功し、

来季からSpotify・カンプ・ノウとなることが決定しています。

リニューアル後だけの予定だったんですが、現行カンプ・ノウでも名前がつくことになりました。

マドリーはこれは穏やかではないニュースです。マドリーの7000万ユーロのエミレーツ航空との契約は今季までで、航空会社ということもあり、次の胸スポンサーの見通しが立っていないからです。

とはいうものの、Spotifyの話は22-23シーズンからなので、現行の21-22シーズンの赤字がどうにかなるわけではありません。NFTのOwnixっていうイスラエルの会社とかともスポンサー契約の話あったんですけどね。色々Ownixの人が捕まってポシャりました。

あと得たお金は350万ユーロ、12月にサウジで行った親善試合のディエゴ・マラドーナカップだけです。

まあバルセロナはそんな感じです。もっと詳しいことはバルセロナファンの方に聞いてください。

さて、マドリーはどうでしょうか?

みなさん、PSGとの試合を見たでしょうか。基本的にはあのチームです。

あの試合からあんま変わってないです。

今年のマドリーは、ヴィニシウスが覚醒しました。

ドリブルはいいがフィニッシュが…言われ続けてきた彼ですが、今季14ゴールは2位です。

アシストやPK獲得も含めればすでに33ゴールに絡んでいます。

序盤は、彼の爆発的な速さを使ったカウンターを活かすべく、引いて速攻で勝負をしていたのですが、読まれてきたので、PSGとの2nd Legに備えハイプレスも使用するよう練習で調整しました。

バルセロナは持つチームなのでどちらを使うかはわかりませんが、どちらも使えるようになってきています。

しかし、今回はベンゼマがいません。

火曜のマジョルカ戦で、ふくらはぎを痛めてしまいました。

得点ランキングの話をしましたが、1位は22ゴールでベンゼマです。ちなみに言うと11アシストでアシストもトップです。一時期のメッシ状態です。

なので今回は、彼の代わりを誰にするかということが焦点になっています。

マリアーノという報道とベイルという報道があるのですが、前者が優勢かなという感じですかねー。

ベンゼマの負傷は重いものではなく、無理すれば出れるのだと思いますが、

マドリーはCLのクラブなので、クラシコでは温存することに決めました。

このあとは代表ウィークなので、チェルシー戦まで2週間、ベンゼマを静養させることが出来ます。

実際の試合の見所の話をしましょう。

現在マドリーはクラシコ5連勝中です。もっともスーペルコパの延長も含めれば、なのですが。

バルセロナは上に述べたような状況なので、現在の目標は、ELもありますがとにかく4位以内を確定させて、来夏のCLの出場権を得ることです。バルセロナは現在4位で、5位のベティスとの差は2ポイントしかないので、クラシコとか関係なく、普通に勝利がほしい状況であるわけです。

もちろん、クラシコで勝てば、大きなメンタルブーストを得ることが出来、一気にまたチャージがかかることでしょう。

マドリーは、そんなバルセロナを勢いづけないような試合をして、CLに集中できる環境を求めています。

PSG戦のように是が非でも勝たなければいけないわけではありませんが、下手な負け方をすると今後に響きます。勝てばほぼほぼリーガタイトルを確定させることができることがモチベーションといえばモチベーションでしょうか。とはいえ先は長いですからね。

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ありがちですが、注目選手も挙げようと思います。

バルセロナはペドリですね。さっき散々補強選手の話をしましたが、正直いちばんの補強は彼の復帰でしょう。

去年は使われすぎて、ほとんど半年出れませんでしたが(彼、プロ生涯通算延長戦が12回とかあるようです、19なのに)、1月中頃から復帰して、別格の存在です。

木曜のガラタサライ戦でも、その出来は絶賛されていました。

あとアラウホも素晴らしいです。彼は少なくとも今世界トップ3のセンターバックだと思っています。

とにかく対人が強くて速いです。負けてるところは見たことがありません。

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マドリーは…そうですね、本来ならベンゼマと言いたいところですが、ヴィニシウスと現在世界No.1 GKであろうクルトワ、そしてミリタオに注目です。対人は強く、攻撃性能を含めた総合力でアラウホといい勝負をしていると思います。

もうメッシもいないし、ラモスもいません。

しかし、マドリーはパリの誰かさんとか、おそらく来夏は大きな夏になります。

冒頭の写真にあるように現在マドリーの本拠地であるベルナベウは、現在リニューアル中で、もうすぐ完成します。ピッチが地面に収納可能な超近代的、多目的スタジアムとなる予定です。

マドリーはこれに合わせて、一発ドカンと盛り上げようとMさん含め色々動いています。

バルセロナも、チャビが監督となり、メッシの時代から脱却し、新たな時代のチームの土台が完成しつつあります。

そんな、両チームの新たな幕開けを、よかったら見てみてください。

朝5時と他リーグのファンには遅く感じるでしょうが、あしたは幸い祝日ですしね。よかったら早起きしましょう。

それでは。

レアル・マドリー、新ベルナベウ使用に年間4億ユーロの契約を勝ち取る

Voz Populi, MARCA。

レアル・マドリーはUSのスポーツ&イベント会社Legendsと25年間の契約。

その契約では、年間4億ユーロを新たなベルナベウの利用のために支払うというもの。

マドリーはLegendsに、こうしたイベントのスタジアムの利用の際20%を支払うことに。

これにより、クラブは新たなスタジアム関連の建設を更に薦めることが可能に。

建設は8-9億ユーロかかるものの、年間300日ほどコンサートやスポーツイベントなどあらゆるイベントを行うことで簡単に回収可能に。

ベルナベウ周辺にスカイウォークを建設し、有名シェフのレストランなどを導入、首都マドリーの新たな代表的施設にすることも。こうした建設のために、入札が今後行われることに。

多くのクラブは、シーズン中の芝が傷つくことを理由にこうしたイベントを行うことが出来ないものの、

ベルナベウにはいつでも地下にピッチに収納可能なピッチを備え、さらに屋根も設置されたことから、

テニス、バスケットボールなどあらゆるイベントが可能に。